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OSA-2003-61
1 サマリ
2 詳細
PostgreSQL にリモートからの任意のコード実行につながる可能性のあるバグが指摘されました。
PostgreSQL には to_ascii() 関数がありますが、これはマルチバイトコードの変換や to_ascii_*() といったデータ型変換で使われています。この関数にバッファーオーバーフローが確認されたため、攻撃者によって悪用された場合に、任意のコードを DB 権限で実行されてしまう可能性がある、と指摘されています。
この問題のより詳しい情報につきましては以下をご参照ください。
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「CAN-2003-0901」 Common Vulnerabilities and Exposures
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「VULNERABILITIES - PostgreSQL To_Ascii() Buffer Overflow Vulnerability」 SecurityFocus, discussions
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この問題はサーバ版(Server/Desktop Edition)と ORCA 版(ORCA Edition)をご利用の場合のみ影響があります。
アップデート後は postgresql-ogl 関連のパッケージは ARMA2.2 でバージョン 7.3.2r-3o101、ARMA2.1/2.0 では 7.2.2-2o101 となります。
3 対処方法
root になり、以下のようにアップデートをおこなってください。(以下のコマンドラインの説明での apt-get 行は改行はせずに一行で入力してください)
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サーバ版(Server/Desktop Edition) をご利用の場合
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# apt-get update
| # apt-get install odbc-postgresql postgresql-client
| postgresql-contrib postgresql-dev postgresql
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ORCA 版(ORCA Edition) をご利用の場合
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ORCA を一端停止していただく必要があります。最初に管理ツール(ogl-admin)を使用します。ORCA のメニューで「サーバの状態変更」を選択し、停止状態にします。その後以下のコマンドラインでアップデートを行います。
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# apt-get update
| # apt-get install postgresql-client postgresql-contrib
| postgresql
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これが終了しましたら、管理ツールを用いて同様に「サーバの状態変更」で状態をもとに戻します。プライマリサーバ・シングル構成時は稼働、セカンダリサーバは待機が運用時の状態です。
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